普通の人の投資と読書@シンガポール

普通の人(@シンガポール)が投資と読書を気ままに綴る

普通の人の投資の王道 虎の巻07 実践①  ポートフォリオ

基本の商品をおさえて考え方を固めましたので、ここから実践編です。

しつこいですが、基本商品は①株式、②債券、③不動産・REIT、④現金・MMFです。ここで紹介する「普通の人の投資の王道」は、普通の人が中長期の資産形成を目的として、分散投資・インデックス投資で積み立て購入・暫くほったらかしです。実践する際もこの商品構成と王道を基に投資します。

 

それでは、具体的に4つの項目に分けていきたいと思います。

  1. 分散投資のポートフォリオ
  2. 海外と国内の分散
  3. 投資の指標にすべきインデック
  4. 積み立て購入とほったらかし後の売り時

 

まずは分散投資のポートフォリオです。

これが「投資の王道」の肝です。これ外すと、すべてダメになります。世の中にいろいろなタイプのポートフォリオがあります(ポートフォリオってなんじゃ?という方はシンガポールDE投資虎の巻3 理論 - 普通の人の投資と読書@シンガポールへ)が、正解のポートフォリオはありません。投資する人のリスク許容度、目標のリターン、投資する時期・期間によって千差万別となります。

 

そうはいっても、実践編であとは個人で!と丸投げしても役に立たない記事となってしまうので、虎の巻をズバリ紹介します。

 

<王道中の王道ポートフォリオ>

 ①株式      25%

 ②債券      25%

 ③不動産・リート 25%

 ④現金・MMF  25%

 

 「王道中の王道ポートフォリオ 」だけで十分です。単純に4分割しただけやんか!と突っ込みいただきそうですが、その通りです。"Simple is Best"です。本当に。この4分割均等の分散が最も安定していますし、あらゆる市況に対応できます。

 

もう少し、具体的に言います。あなたが100万円手元に投資に向けられる現金を持っているとします(生活資金やもしものためのお金は別で取っておいてください。急に病気になって必要となる医療費のために投資を切り崩すことになると中長期のほったらかし投資はできなくなります)。そしたら、25万円は株式、25万円は債券、25万円はREITを購入して残りの25万円は現金のまま取っておいてください。

 これで、投資の王道完了です。簡単です。

 

最後に、投資信託について触れます。

投資信託とはhttps://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/what/です。

つまり、投資家から集めたお金(ファンド)を株式、債券、不動産へプロが代わりに投資してくれている金融商品となります。したがって、個別の銘柄の株、国債、不動産を買う必要がないです。なので、100万円やそれ以下の元手で投資を始める普通の投資家にとっては、上記の王道ポートフォリオを組む際にはほぼ間違いなく投資信託の商品を買うことで25%分散をすることになります(株、債券、不動産のいずれも最低価格が高く、25万円では買えない商品が多くなってしまうため)。

 

実はあらかじめ勝手に分散してくれているバランス型投資信託という商品があります。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/b_fund.html

このバランス型投信はあまりおすすめできません。理由は、①投資している中身がわかりにくい、②手数料が高い、③バランスを自分で変えられないの3点です。

特に③について詳しくは「4.積み立て購入とほったらかし後の売り時」の時にお話しします。ただ、投資信託を買うときは、株式、債券、不動産といずれかの1種類の商品へ投資しているモノを買ってください。王道のポートフォリオのバランスは自分で取るようにしてください。

 

次は、実践編 第二回↓の分散投資をお楽しみください

primereadingbook.hatenablog.com