普通の人の投資と読書@シンガポール

普通の人(@シンガポール)が投資と読書を気ままに綴る

普通の人の投資の王道 虎の巻12 閑話休題 成功談

前回は失敗談でしたので、今回は成功談です。

 

「お前の自慢話なんて聞きたくない!」という方。はい、大正解です。

 

投資で他人の個別の成功談はあまり参考になりません。なぜなら、投資は今この瞬間の判断が非常に重要なので、あとから振り返って「ああだ、こうだ」といってもあまり学ぶものがありません。なので、よく〇経新聞の記事「億り人はこうして稼いだ」的な記事が載りますが、全く参考になりません(笑

 

そんな持論を持ちながら、私のささやかな成功談をあえてここで書くのは個別の投資判断に関してより、方法論や姿勢として何が成功したのかという点を具体例をもってお伝えしたいと考えたからです。

 

その1;地域分散 大正解@アメリカ株

まだ若かりし?頃(2010年当時)にリーマンショックの後の投資を考えていました。

当時は日本の金融機関は、欧米の金融機関に比べてリーマンショックの傷が浅く(金融派生商品でバンバン儲ける仕組みで周回遅れしたのが逆に功を奏して)、欧米銀行が不良債権に追われて銀行部門がリスクを取れないので、これからは日本の金融(ひいては経済)が有利になっていくはずだ!という論調が結構ありました(というか、主流でした)。

 

この主張は決して間違っていなくある程度は正しいものだとは思いますが、当時の私は数々の失敗から学び、誰が何と言おうと「投資は地域分散すべし!」という普通の人の投資の王道の原点に辿りついていました。

 

ということで、日本株/アメリカ株を均等に50%/50%の割合で積み立て投資を略3年間しました。結果はいかに?

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上の表のとおり、株価の比較では一目瞭然で日本株が一人負けです。10年から13年でほとんど株価は増えてません。一方でアメリカ株は1.5倍以上の上昇率です。決して、先見の明があったとか、読みが当たったとかいうつもりはありません(読みが当たるのであれば50%/50%の積み立てポートフォリオでなく、100%ドイツ株を2010年に一括購入するの方が一番の正解です)。

 

ということで、何がお伝えしたかったかというと、一般でいわれている正しそうな論調に乗るのでなく、シンプルに分散すべきです。普通の人の投資の王道としては、決して世間の一般論や一見正しそうなストーリーに乗っかるべきでなく、原理原則に従って比較的機械的に投資すべきです。

 

では、次から実践編②です ↓

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