普通の人の投資と読書@シンガポール

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普通の人の投資の王道 虎の巻08 実践①  国内外分散

さて、実践編でまず分散投資のポートフォリオについて押さえましたので、次は分散投資の国内外の分散についてです。

 

  1. 分散投資のポートフォリオ

  2. 海外と国内の分散            ←本日はここ

  3. 投資の指標にすべきインデック

  4. 積み立て購入とほったらかし後の売り時

 

まずは前段

さて、本題に入る前に投資の分散について、少し触れたいと思います。

 

投資の分散では①商品の種類(株、債券等)、②投資する地域(日本、先進国、新興国)、③同じ商品の中で業界や会社(銀行行、製造業、サービス業の株・債券)、④投資する時期(毎週、毎月、四半期)などの分散方法があります。

 

どれも分散でリスクを抑えるようとしています。同じ特性のものへ同じタイミングで投資すると、特定の出来事で一気に損をする可能性が高いからです。極端な例でいうと飛行機が大好きという理由で日本航空(JAL)の株へ全財産100万円すべて19年12月末につぎ込んだとすると、コロナの影響で20年6月末時点で57万円(43万円の大幅損)となっています。もし、商品、地域、業界、時期を分散していれば43%減は回避可能でした。

 

ということで、何度も同じこと言いますが、分散が普通の人の投資はすごく大切です。実践①は、第1回:商品の分散、第2回(今回):地域の分散、第3回:業界の分散、第4回:時期の分散と、すべて分散に関する話です。

 

 で、今回は地域分散です

王道のポートフォリオで、株への投資の25%の中で、株へ投資している投資信託を買おうとすると色んな商品があり、正直どれを選んでいいか迷ってしまうと思います(そもそも「投資信託とは?」という方へ前回記事の最後をお読みください)。 

 

迷ったら、日本市場に半分、海外市場に半分で投資してみてください。つまり、12.5万円は日本株、12.5万円は海外株です。海外の中でも、グローバル、新興国、先進国に分かれていますが、初投資であれば先進国をおすすめします。債券とリートも同様です。日本の債券とリートに半分、海外に半分と投資を考えてみてください。

 

これは、仮に東日本大震災のように日本に天災があっても、アメリカやイギリスは大きな影響なく経済成長しますので、半分の株式はそこまで影響なく値上がりが期待できます(日本株は一時的に値下がりますが)。

 

 

一方で、海外市場の株や債券の投信は多くは為替ヘッジをしていないので円高になると為替差損が発生します(例えばアメリカ株100ドル分が1年間で価格変動なしであったが、1ドル100円から90円へと円高の結果、本来は10,000円だったものが9,000円の価値へと10%為替損をする)。為替ヘッジしている商品はその分ヘッジのコストが掛かっておりますので増えにくいです。ということで、日本市場は為替リスクないが、海外市場投資は為替のリスクがあるので、一概に海外市場で分散すればいいとはなりません。

 

長くなってしまいましたが、王道の投資ポートフォリオで国内と海外で半々ぐらいで分散しましょう!ということが今回の趣旨です。

 

次は、インデックス投資です

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