シンガポールの銀行株 ①基礎勉強
マニアックな話でシンガポールのTop3銀行の株について考えます。
シンガポールの銀行
Top3銀行といえば、DBS、OCBC、UOBです。アジア圏では非常に強い銀行です。ただ、全世界的に見ると規模はそこまで大きくないというのが実際のところです。
それぞれの生立ちや基本情報をまとめます。
DBS
Development Bank of Singapore;
シンガポール最大手の銀行で元々はシンガポール政府によって1968年に設立されました。今でも、一部は政府(のファンド;Temasek)資本が入っています。銀行業務がメインでプロパティー・コンストラクション向け融資が多いです。シンガポール国内での稼ぎが60%でメインを占めます。
ここ最近の業績は下記の通りです。Total Income S$14BでNet Profit S$6Bです。
OCBC
Oversee-Chinese Banking Coporation;
シンガポール第2位の銀行。Banking、Wealth、Insuranceと3つの事業を持っているのが他の2銀行にない特徴です。また、地域もシンガポール50%、中国20%、マレーシア14%と、中国とマレーシアに強みがあり、安定的な保険事業を持っているのが強みです。
1932年に3銀行(Chinese commecial Bank, Ho Hong bank, Oversea Chinese Bank)が合併してOCBCとなりました。一部のルーツが中国にあるので中国本土でも事業基盤があるのも一つの特徴です。
下記が近年の業績です。NSでS$10.8B, Profit S$4.8Bです。
UOB
United Oversea Bank;
第3位銀行。シンガポールメインだが、買収により東南アジア市場へ分散しているのが特徴。シンガポール57%、東南アジア27%、北アジア10%、その他6%。1935年に設立され、香港、マレーシア、中国、インド、インドネシア、日本、フィリピン、豪州、タイ、ベトナム、韓国とほぼ主要なアジアの国へ進出しています。この東南アジア全域をカバーするネットワークを持っているのが強みです。
近年の業績は下記です。Income S$10B、Profit S$4Bです。
さて、どの銀行がお好きでしょうか。