普通の人の投資と読書@シンガポール

普通の人(@シンガポール)が投資と読書を気ままに綴る

普通の人の投資の王道 虎の巻34  Win-Win

今回は投資の思想 第3回目で最終回です。

 

1.投資のもともとの意義;「応援すること」/「成長を助けること」

2.投資の資源分配   ;「資源の最適分配」     

3.投資の最終ゴール  ;「Win-Winの関係を築くこと」→今日はココ

 

いきなりのまとめ

「投資」という行為は、根源的には「何かにお金を出して成長させてリターンを得るために行う」行為です。市場全体では、投資によって「リソース(お金)が効率的に分配」 されています。その結果、中長期で効率的に経済を回し、社会発展に貢献しているとになります。これが、(私なりの)普通の人の投資の王道の「思想」でした。そして、このサイクルがも回ることで、投資する普通の投資家がリターンで儲ける「Win」、その投資先の企業・経済・社会が発展する「Win」を同時に達成するWin-Winの状態が最終ゴールと思っています。

 

投資での勝ち負け 

短期で投資をしていると(特に先物取引で)、誰かが勝って(儲けて)、その裏では誰かが負けている(損をしている)という構図が少なからずあります。なので、投資はすべてゼロサムゲーム、或いは、個々人で勝ち負けが必ずあると思いがちです。

 

中長期では必ずしもそうではありません。企業や経済の成長をうまく取り込めれば、参加している人全員が儲けることも理論上は可能です。

 

なので、個別の投資の勝ち負けよりも、全体で成長をいかに取り込んで、中長期でリターンを得られるかという視点を持って投資していくことがやはり大切な考え方になります。

 

他人でなく、自分の中でのリターン基準・目標

投資が一義的にはリターンを得る行為ですので、10年、20年の投資スパンで年率どれくらいリターンを得たいかという目標は大切です。その目標に対して、達成したか、していないかを比べる方が、他と比較した勝ち負けよりもずっと重要です。

 

「億り人になる」や「年率20%達成」みたいな投資術が世の中の記事には踊っていますが、参考にしないでください(笑。いや、何の参考にもなりません。

 

自分の資産形成の目的に合わせて目標値を定めて、それに対してリターンの振り返り、学び(反省)、修正をするようにしましょう。

 

定性的な基準とWin-Win

定量的な目標がリターンですが、定性的な目標が「中長期で社会発展に貢献する投資できたか」です。

 

自分が思った「正しい」という基準で投資先を選んで、その投資が結果として企業、経済、社会が健全に成長/発展する 寄与したかを裏のテーマとして持っていると投資に深みがでてより充実します。この定性基準を自分の中で考えて、少しずつ磨いて持っていると最終的に投資リターンもついてくるように私は考えてます。

 

一見、両立しなさそうな「儲けるコト」と「社会貢献するコト」ですが、実は表裏一体の関係と考えています。正しい商売をちゃんとやっていると中長期的に発展して社会に貢献できるそんなサイクルが世の中にはあると思っています。

 

繰り返しになりますが、普通の投資家がリターンで儲ける「Win」、そしてその投資先の企業、経済、社会が発展する「Win」を同時に達成することが究極の思想であり、ゴールでないかと思っています。

 

「普通の人の投資の王道」締め

長くなりましたが、今回で「普通の人の投資の王道」の思想編も終わりです。これをもって、一旦、「普通の人の投資の王道」を終えたいと思います。横道にそれた回も合わせて、合計34回と長編となってしまいました。もシンガポールの投資とか、リターンの目標設定についても触れたかったのですが、それはまた別で徒然に書きたいと思います。

 

ここまで、読み終えたあなたはもう「普通の人の投資の王道」プロです(素人なのか、プロなのか分かりにずらいですが笑)。普通の人として投資を楽しんでください。では、では。