普通の人の投資と読書@シンガポール

普通の人(@シンガポール)が投資と読書を気ままに綴る

読書 セルフコントロール 「感情的にならない気持ちの整理術」 

今日は、久々の読書感想です。

 

テーマは、ズバリ「感情的にならない」ための本。セルフコントロールです。

 

読んだのは下記です。

books.google.com.sg

 

1文で要約すると「感情的にならないための方法論が具体的に書かれているノウハウ本」です。簡単に3つに分けて本の内容を整理します。

 

1.自分の性格の偏りを自覚する

感情的になるのは自分と他人との間に性格の偏りがあるからです。時間にうるさい人は、他の人から見ると大したことない1分の遅刻でもイライラしてしまいます。自分が何に対してこだわりを持ってたり、怒りを感じやすいかを自覚していると、イライラ(感情)を予めコントロールしやすいです。

 

2.自分の考えを絶対視しない。他の可能性も常に認める

人は多かれ少なかれ自分が正しいと考えがちです。そのため、自分が正しいことを言っているのに何で他人が分からないのかと、感情的になってしまうことがよくあります。冷静に視点を引いてみると自分が常に正しいわけではありません。他の可能性があることもよくあります。怒りを感じる前に、他の人の考えや可能性を少し冷静に見てみると冷静に物事に対処できます。

 

3.結果を重視する(ヒトとコトを分ける)

感情的になってより悪い結果を得ることがよくあります。結果として何を得られるかを冷静に考えると見えてくることがあります。正しいコトとわかっていても、嫌いなヒトだと拒絶してしまって、結果が得られないことも多々。感情でなく、損得で判断するべき時も必要です。

 

ということで、本にはもっといろいろなノウハウがあったのですが、ひとまず3つ重要と思ったことをまとめました。最近の自身の例と合わせて少し語ります。

 

最近、昔に比べて短気になったと感じた今日この頃。年を取るとその経験ゆえに「自分が正しい」と思ってしまうことが多いのが原因だと考えています。中堅-ベテランの罠でないです、これは。10年以上の経験があると先が少し見通せるがために、若手がやっていることがのろまに見えてしまいます。ここから、イライラや感情的な反応をしてしまっていたのだと。

 

また、脳の構造上、本能と感情と強く結びついていて、思考と論理は二の次です。これは原始の世界では、ライオンを前にしてゆっくり論理的な思考をしていると生き残れないので、本能的に恐怖という感情を掻き立ててすぐに行動に移すという生存の原理が働いています。

 

なので、現代の社会(というより、会社村)でも、本能的に嫌いなヒト・コトへ出会うと、論理的な思考でなく、拒絶・否定という結論へ直線的に結びつける人が多いです。はい、私です。。。そのため普段から、感情的な反射のシステムでなく、時間をかけて思考する論理のシステムを使うように意図的に訓練する必要ありです。具体的には一呼吸、深呼吸ですかね。イライラっとした本能的な反射を実感したら、すかさず深呼吸して「あ、イライラしているわ、自分」と客観視して、論理的な思考へ切り替える。こうやって使う脳の中で使うシステムを入れ替えていきましょう。

 

最後は「心身はつながっている」という点です。体の状態が良くないと心の状態も悪くなります。寝不足であれば、イライラして感情的になりやすくなります。体を健康に保つことで心も安定させるのはやはり王道です。あと、よく言われるように「ニコニコしていれば心も明るくなる」方式で、体が心を支配している部分は馬鹿にできません。

 

よもやまで、ツレヅレ文になってしまいました。。。

何とか、まとめると「自分の性質・性格をよく知って、年食っても謙虚に他人や他の可能性を受け入れる心構えを持ち、イラっとしたらゆっくり呼吸して好嫌でなく損得で考える。そして、体の健康をたもちましょ」というのが、感情的にならない秘訣ですかね。