普通の人の投資と読書@シンガポール

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普通の人の投資の王道 虎の巻24 実践③ まとめ

長かった「本質投資」の締めです。

 

サマると、、

本質投資とは「本質的に優れたモノ」に投資するスタイルで3つの指標で測ります。

①ビジネスモデルとその持続性;国や企業がどうやって価値を提供し、儲けているか

②ファンダメンタルズ;国や企業の基礎体力、その競争条件

③中長期の値動き  ;巨視的に20/30年のスパンで成長やトレンドをみる

 

繰り返し触れてきたように国や 企業の価値を測る絶対の物差しはないです。今の価格は必ずしもその本質的な価値を表していません。上記3つの指標は「中長期で成長する本質的な価値があるモノ」を見つける道標と思います。

 

 道標を見つけるジャーニー

これが絶対とは思っていないので試行錯誤しながら見直し、改善をしています。自分で「本当に価値があるモノ」を見つけようとする過程は面白いですよ。目利きのようなものです。人生でいろいろと目利きが必要になる場面ありますが(例えば八百屋でいい大根を選ぶのも、面接で人を選ぶのも、デートで使うレストランを選ぶのも)、投資もその本質は目利きです。

 

投資対象の価値を目利き力で見極めて、それに自分で値付けするのが投資です。

 

「分散投資」「逆張り投資」との関係

実践編①分散投資と②逆張り投資は表裏一体といってきました。では、この2つの投資スタイルと本質投資はどう関係しているのでしょうか?

 

答えはシンプルです。三位一体です(笑

①インデックスで分散投資、積み立て購入

②値が以上に下がった時、上がった時に逆張りで投資(下落で買う、上昇で売る)

③そもそも、投資するインデックスを見極めるときに「本質投資」

 *株投資信託は、今のところ本質的価値で測るとアメリカ株(S&P500)と思っています

 

で、更に中上級者で個別株を買うときには「本質投資」が更に活きてきます。ただ、普通の人の投資の王道では、まずはインデックスをお勧めしますので、ここではあまり深く立ち入りません。

 

実践編の3本柱のまとめ~「分散投資」「逆張り投資」「本質投資」~

「普通の人の投資の王道の実践としては、この3本柱を持って時に激情に駆られて激しく動くボラタイルなマーケットで、中長期で安定的に資産形成をしていきましょう」というのがまとめになります。

 

5年間くらい普通の人の投資の王道を続けるとその間に危機が1度ぐらいあります。そこで経験値が上がります。レベルアップして、少し投資が好きになってきたら、あなたはもう中級者です。「普通の人(中級)の投資」で、もう少しポートフォリオの組み方を変える(現金比率を下げる等)を積極的にしてもいいと思います。

 

更に、10年ぐらいたって、投資が何となく見えてきてライフワークになった方。はい、あなたは「普通の人(上級)の投資」で、ポートフォリオの見直しの頻度をあげたり、個別株といったディープな投資の世界へどうぞ!

注意したいのは勝っているからといって原理原則を忘れないことです。我々は所詮、「普通の」投資家です。「プロ」にはまともにいったら勝てないことをしっかりと心に刻み、実践編で口酸っぱくいった「普通の人の投資の王道」のディシプリンをまもって楽しく投資をしていきましょう。

 

そして、「いや、そういう面倒な投資はしたくない」というあなた。はい、そのまま普通の人の王道を突っ走ってください。王道を続ければ、15年後には明るい未来がありますのでそれはそれでありです。

 

実践編を無事に(?)終えましたので、軽い話題を挟んだ後に、「投資の思想編」に移りたいと思います。

 

では! 

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