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普通の人の投資の王道 虎の巻05 基本概念 ランダムウォーク理論

ついつい熱が入り、ポーフォリオ理論とEfficient-market hypothesisを長々と語ってしまいました(学問的には深くは理解していないにもかかわらず)。といことで、今回はもう少しスマートにサラッと行きたいと思います。

 

①ポートフォリオ理論

Efficient-market hypothesis

③ランダムウォーク

 

今日は、③ランダムウォーク理論です。

まずは、野村先生のご説明からです。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ra/A02463.html

 

わかりましたか?難しい?

 

簡単にいうと、ランダムウォークとは「酔っ払いの千鳥足の軌跡」のことです。何が言いたいかというと、次に右に行くのか、左に行くのか、どっちに動くかわからない。どっちに動くかの確率は五分五分で、過去の足取りとは一切関係ない!ということです。

 

これが、なぜ投資理論かというと「株価が上がるか、下がるか」はわからない、これは過去の株価の動きとは一切関係ない!という考え方の前提になってきます。「今日株価が上がると、明日も上がる」という考え方は、ランダムウォークには当てはまりません。今日株価が上がったことと、明日株価が上がるのか下がるのかは別の事象と考えるのが、ランダムウォークです。

  

この考えは「テクニカル投資」と真っ向から相反します。テクニカル投資とは、簡単にいえば、「トレンド」を読んで投資するスタイルです。「過去の経験から90日間の株価平均が上がっていれば今後も180日間上がるので、今買って後で売る」といった手法です。要は、チャート分析して価格のトレンドを読んで投資することです。これは、過去と今の株価が、今後の株価連動(影響)しているという前提に立っています。

 

テクニカル投資の前提は比較的短期的な投資手法である一方で、ランダムウォークは上がるか下がるかわからないので投資対象を分散して価格が変動する確率から中長期でリターンを得られるように投資する。と中長期の分散投資の考え方につながってきます。

 

普通の人にとって、毎日、毎時間、毎秒の株価をおってチャート分析をして売買するのは現実的ではありませんし、テクニカル分析を学ぶのも面倒です。そんなことに時間をかけるなら、せっかくの仕事以外の時間は友達とビールでも飲んで気楽に過ごしたいと思うのは人情です(飲みすぎるとランダムウォークとなりますのでご注意ください)。

 

なので、普通の投資家はランダムウォークの前提をとって「明日の株価なんてわかりやしない」と開き直った方がいいです。開き直った上で、どうすれば中長期でリターンを得られるかを考えていきましょう。←ここは、基本概念が終わった後の実践の巻で語ります

 

次回は基本概念のまとめです。 ではでは

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