普通の人の投資と読書@シンガポール

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普通の人の投資の王道 虎の巻26 波乗り投資エキササイズ

延々と「本質投資」を語ってきたので、ここで少し骨休め。

 

骨休めのテーマは「波乗り投資エキササイズ」です。

 

 価格には波がある

ご存じのとおり金融市場には必ず、山あり谷あり、波があります。日々、刻々と状況が変化していく中で事象を織り込んで金融商品の価格が変動しているのです。当たり前ですが。。。

 

で、本質投資でお話しした通り「巨視的な視点(10年以上の長いスパン)」で見るとこの波が、鮮明に大波か小波かわかります。

 

再掲載ですが、例えばS&P500の10年間の波です。 

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例えば17年のように上がり基調の中にも小さなアップ/ダウンがあります。更に、16年初、18年初のようにググと下がり、徐々に戻る中規模の波あり。更には20年初のコロナショックのようにガッツリ下がり、急上昇する大波もあります。

 

大きな波に乗る

10%以上価格が変動した時に「逆張り」するのが大波に乗るコツです。一般的に、投資で波にのる場合、「順張り」ですが普通の人が波に乗るには逆張りです。詳しくはコチラ ↓ 。普通の人は波を読めないので大きな波に逆張りで乗りましょう!という事です。

primereadingbook.hatenablog.com

 

 

波を読み、より多くの波に乗る。そして波にのまれる。

とはいっても、10%以上価格が変動するような局面は非常に限らています。そうすると波に乗るチャンスも限られてきます。投資経験が浅いときは焦らずじっくり「ほったらかす」のを強くお勧めします。

 

だんだん、投資がライフワークとなってきたときに、「そろそろ波にのる回数増やすか!」とサーファーのようなことを思い始めると思います。

 

そしたら、海に出てより多くの「波乗り投資」のエキササイズしてみましょう!

 

で、何するかというと波を読む練習をします。ここで「波を読む」のは短期投資のテクニカル分析ではありません。どちらかというと、マクロでのストーリーを読む方です。

 

半年から1年のスパンで見た時に上がるのか、下がるのか波を考えてみてください。考えるときに当てずっぽうでなく、そのストーリー(理由)を自分の中で思い描いてください。

 

今、20年7月時点ではS&P500は一回ショックで下がって、その後戻しています。3か月後の9月末と、6か月後の20年末(12月31日)は今と比較してどうなっているでしょうか?

 

ランダムウォーク的に言えば「知りません」ですが、今の「3179」より私はともに下がっていると思います。中央銀行金融緩和というカンフル剤が切れてきて、一方で実体経済がコロナ第2波、第3波が襲い掛かり、市場心理が弱くなっているというストーリーを描いているからです。

 

ただ、どうなるかはわかりません(笑

 

なので、大切なのは「この波読み」を基に決して投資してはいけません!!笑、ただひたすら積み立て投資で毎月定期的に買ってください。

 

そして年末に結果を見てみてください。見事に波が外れていることもあれば、当たっていることもあります。実感するのは、波読みがいかに50:50かという事です。普通の投資家の波読みは当たりません。いえ、プロの波読みも当たりません。

 

波読みすると、波に乗れずに、逆に波にのまれるかが身をもって分かります。上記の私のストーリーなんて、何か1つのニュース(例えば米大統領選の波乱、コロナ新薬等)で一気に吹っ飛びます。

 

もし、波読みを10回やって8回当たったら、「普通の人」から「プロの投資家」へ転職されることをお勧めします。

 

ということで、「波乗り投資」のエキササイズの結論は「普通の人の投資の王道」でないです。あまり夢のない事をいってすいません。。。ただ、自分の「目利き力」と「投資経験知」は上がるような気がしています。

 

で、年末まで、結果をクリスマスプレゼントのように楽しみにして待っています!

「3179」の結末はいかに??、年末に報告ですな!

 

primereadingbook.hatenablog.com