普通の人の投資と読書@シンガポール

普通の人(@シンガポール)が投資と読書を気ままに綴る

普通の人の投資の王道 虎の巻02 (王道の)金融商品

前回、普通の人向け投資商品では、①株式、②債券、③不動産、④現金/MMFが4本柱と書きました。ここで1つ1つの商品について最低限知っておくべきことをさらっと触れます。

 

①株式

よくご存じ、企業が発行する株です。業績や将来性、または市況に応じて上がったり、下がったりします。儲かるためには買った値段より高値で売るというしごく当たり前のことをする必要があります。なお、配当利回りがそこそこ重要です。株主優待といったおまけがりますが、中長期の資産形成のためには基本的に気にしない方が無難です(株主優待を基準に株を買うと中長期では失敗しやすいです)

 

②債券

ざっくり言えば、国が発行する国債、企業が発行する社債の2つがあります。いろいろなタイプの債券がありますが、難しいことを考える必要はありません。シンプルに言えば、国や企業がお金を借りるために債券を発行して、その借料を「利回り」として投資家に支払ってくれているだけです。気にすればいいのは、発行している国・企業がつぶれないか(信用おけるか)と利回りがいくらかだけです。

 

③不動産・REIT

不動産は日本人が一番大好きな投資対象です。え?と思ったかと。家持ち・マンションを買った方は不動産に投資しているのです。それも大抵のサラリーマンは銀行から3-5千万円もの大金を借金までして。これは実物の不動産投資で高リスクです。家として機能しているので「投資でない、買い物だ!」とご主張あるかと思います。が、いえいえ、立派な実物の不動産投資です。「家は買うな」みたいな主張をするつもりは全くありませんが、不動産投資であることは理解してください。30年ローンで借金までして株を買うのと似たようなものです。なぜなら、株と同じように買った家(と土地)やマンションの一室は景気、地価、物価といった要素で価格が上がったり、下がったりします。

金融商品でいうところの不動産投資はREITと呼ばれる不動産投資信託です。私のグダグダの説明よりも下記の図解を一読いただければ仕組みはわかるかと。

https://www.smtam.jp/pickup/reit/outline/

 

④現金/MMF

最後に、そう現金です!現金も投資です。これ、非常に需要です。投資というと何か投資商品を買うことが投資と思い込んでいるうちは「まだまだ」です(はい、偉そうなこと言ってすいません)。私も投資始めた大学生のころは「投資=株を買うこと」と、買うこと必死でした(さほどお金も持っていないのに。バイトで貯めてもドンドン飲み代で出ていく貴重な現金をよく株へ回していたなぁと我ながら感心します笑)。

「待つのも相場」「買わないのも一手」といった格言(?)があるかと思いますが、これは正しく解釈すると「現金へ投資」しているのです。ここで、「現金へ投資」という考え方を熱く語ると終わらなくなるのでここまでにしますが、この考え方はまた別途、詳しくどこかで触れます。

MMFですが、まずは野村先生の説明↓をサラッと読んでください。

https://www.nomura.co.jp/terms/english/m/mmf.html

若干、高尚な文章で分かりずらいですが、「1か月以上の現金投資ならMMFへすると少し利率がついてお得です」ということだけ覚えておいて損はないです。なお、2020年現在はゼロ金利時代に突入しており、野村先生の解説通りMMFそのものがほとんど商品としては消滅しています。

 

さて、以上が投資商品4本柱です。ちょっと説明不足のところもありますが、まずは全体をざっくり把握することが重要です!

 

次回から基本的な普通の人の投資の考え方 ↓

primereadingbook.hatenablog.com